2009年6月29日月曜日

中小機構主催:平成21年度ASP・SaaS東京セミナーにパネリスト参加


6月25日(木)、先に報告の金沢講演の翌日、金沢から朝一番で東京へ戻り、その足で、中小企業基盤整備機構主催の平成21年度ASP・SaaS東京セミナーに参加しました。
パネリストとして、「中小企業の経営革新とIT活用の現状と題して、中小企業にとってのSaaSについてお話させて頂きました。
これまで、ややもすると経済産業省が推進するJ-SaaSが中心に語られてきましたが、SaaSをもっと広い世界で捉えないと間違うなと感じました。既に、多くのベンダーが取り組みを開始しており、成果も出始めているようです。図はCOMPASS誌(リックテレコム社)からの転載です。「持たない」決断をいつしますかと題して、クラウドコンピューティングの意味を描いているようです。面白い絵なので、ご参考まで。

元中小機構・シニアリサーチャー 三本松進氏の基調講演では、21の事例を概観し、イノベーティブなアウトソースサービス供給者であるASP・SaaSサービス業の市場成功に向けての要件を以下の二つとした。
●ユーザー目線に立った顧客価値創造のためのサービス内容・設計レベル
 a 業種別多機能、  b 業種横断的機能別
●サービスの供給の仕組レベル
 a 供給のチェーン、 b 安定成長への全体最適に向けた業務オペレーション


事例企業のプレゼンをパネリストのひとり、株式会社エイ・アイ・エス(AIS)GDIS事業部長 兪成姫(ユ ソンヒ)氏が行ってくれました。
AIS社は、ASP・SaaS・ICTアウトソーシングアワード2007/2008および2009にて受賞されています。「スーパー、ドラッグストア、FC・VC等 卸小売業向け販売管理システム」、「グローバルな流通業業務支援システム」などのASP/SaaSを提供しています。

もう一人のパネリストは、中小機構リサーチャー 紅林弘道氏で、ASP/SaaSを既に活用の500社のアンケート結果を発表されました。アンケート結果の概要は以下の通りでした。

●導入の目的と導入後の効果は同じ
  1位:設備に関するコスト削減、2位:人件費に関するコスト削減
  3位:作業時間の削減
●サービス利用状況
  1位:財務会計、2位:グループウェア、3位:Webメール
●利用満足度
  1位:セキュリティ、2位:導入期間の短さ、3位:自社業務の適合性
●利用不満足度
  1位:カスタマイズの容易さ、2位:既存システムとの連携のしやすさ、
  3位:運用コスト
●ASP・SaaSの既存ユーザーの約4割は、さらなるサービス活用に意欲的
●ASP・SaaSサービスの社外展開 : 42.2%が拡大したい
●67%は既存システムからASP・SaaSへの移行
●73.4%がベンダーにカスタマイズを依頼していない

最後に私の主張は、いつものことですが、IT、ここでは、SaaSもあくまでも道具、その前の経営戦略が必要、IT活用のよる業務変革が毎年毎年廻る仕組作りこそが、「儲けの企業体質作り」に欠かせないとのお話でした。


わたるBlog/東京IT経営センター 田中渉

2009年6月27日土曜日

金沢で講演 : しばらく講演の機会が増えそうです。



6月24日(水)羽田空港から小松空港バスで金沢駅前へ、周りにはやたらとホテルが多い。金沢から行ける観光地も多く、学会も良く開かれるらしい。駅前のANAクラウンプラザホテル金沢で、日本政策金融公庫の懇話会の企業向けに講演をしました。演題は、いつもの「儲かる企業体質作り、もはや欠かせぬIT経営」です。私の講演の前に、当地の企業で日本IT経営大賞で経済産業省大臣賞をとった株式会社タガミイーエクスの田上専務の講演がありました。日本IT経営大賞のWebサイトで講演の動画が見れます。お話は、まさにその後で私が話そうと思っていることの具体的な例でした。経営の見える化、経営のPDCAを廻すには、もはや欠かせぬIT経営、その土台は人と組織。そんなお話だったと思います。中小企業にとって、ITを導入し、その導入効果を出すまでの並大抵ではない。それを全社一丸となって進まれたことに敬意を表したい。「この厳しい経済環境の中で、IT活用のよる業務変革をしていなかったら、今頃あぶなかったろう」と感想を述べられています。企業経営者の皆様、今こそIT経営で儲けの仕組再点検・再構築をしませんかという内容が私の講演の主旨でした。

これから、毎年、講演・セミナー講師の機会が増えてきます。今見えているところは次のようになっています。
7月28日(火)相模原
7月29日(水)佐賀
7月31日(金) つくば
8月5日(水) 水戸
8月20日(木)武雄
8月25日(火)相模原
9月10日(木)唐津
折角、地方へ行くのでゆっくりしたいところですが、ほとんど前後に予定が入っており、とんぼ返りが多くなっています。それでも、今回の金沢では、富山、石川、福井のITCの代表といえる人が集まってくれて夜は情報交換のため、一泊し、朝早く香林坊の武家屋敷跡を散歩しました。金沢はなかなか良いところです。多分住みやすいところなのでしょう。

わたるBlog 東京IT経営センター 田中渉

2009年6月21日日曜日

感動!!  「ある企業の50周年」


先週、東京IT経営センターがIT経営のお手伝いをさせて頂いている企業の50周年にお招き頂きました。80歳前半の会長が52歳の社長がまだ2歳の時、起業され、いろいろのご苦労を経ての50周年、感慨深いものがあります。社長のご挨拶の中に、「起業した会社で3年後に残っているのは10%、10年後には1%、50年で残る企業の確率は、本当に少ない小数点以下となってしまう」と言うお言葉がありました。この50周年の企画は社員の方々がプロジェクトで進められ、型どおりの堅苦しい式典でなく、来賓挨拶も無く、会長、社長をはじめ社員の方のためのすばらしいお祝いの場で、参加したお取引先の方々も感動して帰られたようです。企業の「ビジネス競争力向上」をお手伝いしている身には、ここまで来られた会長、社長をはじめ、社員の方が一丸となっている様子がすばらしく見えました。やはり、「企業は人なり」といいますが、最初も人、最後も人、そして課がチームとなり、部がチームとなり、会社がチームになっているからこそ、毎年毎年成長し、50年も続いたのだろうと思います。会長も、これを機に引退されるとのこと、最後に、会長のご挨拶を聞いて本当に感動しました。私も歳のせいか涙腺が緩みポロポロでした。私のお手伝いさせて頂いている他の企業様もこんな感動のある50周年を迎えられることを祈念しつつ、私も一生懸命やらせて頂きたいと思います。

わたる/東京IT経営センター(TIMC) 田中渉